私は週一回だけ取引先の工房で彫金教室の先生をしてます。
先生といっても、それ程大した事も教えられず質問してくれた生徒さんに少しアドバイスするくらいで、ほとんど生徒さんの邪魔をしておしゃべりしているだけ。(やさしい生徒さんは笑顔でこたえてくれる。みんな心の広いやさしい人ばかりです。)たいした事を教えられないなんちゃって先生です。
そんな生徒さんの中で、唯一の男性(私のクラスに来て頂いている中で)をご紹介したいと思います。
彼は、作道に入られたばかりの若手作家です。
自らアーティスト宣言し、自ら作家業に身を投じました。
(私にとって、すごくあこがれる道で、すごく魅力のある職業です。)
作品、考え方、生き方、すべてにおいて私の持っていない物を持ち、夢に向かって突き進んでいます。
そんな彼を見ていて、単純にすごい!って思います。
彼だけではなく、生徒の皆さん全員に言えることでが、どうして、そんなに制作意欲がわくのか?そのテンションはどう維持しているのか?感性はどう磨いているのか?などなど・・・、
彼等を見ていると、職人でもなく、デザイナーでもなく、やはり作家なのだなとつくづく感じます。
私も同じ作道ですが、私の場合はちょっと違うように感じます。
私は生活の糧としてこの職業についています。
作っているものは同じでも、私の場合ほとんどがデザイン画なり指示書があります。
そ、与えられた仕事です。
メーカーに勤めていたころより、与えられた仕事を正確に早く忠実に仕上げる、これが最大の課題で目標としていた技術だと思っておりました。
まあ、そのおかげで今ご飯を食べていけるわけで私としては間違ってなかったと思っておりますが、やはり、無いものに対して憧れがありますね。
ちょっと話がそれましたが、そんな彼が先日まで彫金教室の2階にあるギャラリーで個展を開かれていました。
そのすばらしい作品を1点紹介しますね。
よかったらリンクページにもアドレスを記載しておきますので、彼のホームページを訪れて下さい。
彼の作品には" 愛がある "と思いました。
きっと、人が好きで、動物が好きで、全てのものが愛しいのだなと感じました。
これからも技術にとらわれず、ぶれずにまっすぐ突き詰めてほしいと思います。
